コーヒーに含まれるカフェインは覚醒作用があるため寝る前に飲むと寝にくくなることが知られています。また、私は毎朝豆から挽いてコーヒーを飲むのですがカフェインのmTOR抑制作用を知っているからです。mTORは抑制されるとオートファジーを起こして長寿になる仕組みが確認されているのです。では長寿になる可能性があるカフェインで肌が綺麗になるのでしょうか?興味があったので医学論文で調べてみました。
カフェインは低分子量で水溶性の分子だが毛穴から体内に浸透する
カフェインは食べ物だけでなく化粧品に美容成分として含まれていることがあります。カフェインは分子量約194で水溶性ですが分子量が小さい分子ですのである程度は皮膚から浸透することが予想されます。一般に水溶性の成分は皮膚から体内に浸透しにくいのですが毛穴を通じて体内に取り込まれることが報告されています[1]。
カフェインは皮膚を酸化から守り血管の微小循環を改善する
カフェインは植物ポリフェノールですので抗酸化作用があります[2]。抗酸化作用があれば紫外線対策や大気中の微粒子(汚染物質)による活性酸素の発生から皮膚老化を防いでくれることが推測されます。また、血管の微小循環を改善する作用もある[2]ため加齢とともに少なくなっていく抹消組織(皮膚など)の微小血管循環の老化対策となることも考えられるためエイジングケア成分として配合された化粧品もあります。
カフェインは男性の皮膚バリア機能を改善する
さらにカフェインは男性型脱毛症の原因となるアンドロゲンに対する拮抗作用があり髪の毛を増やすことも報告されている[3]ため男性の肌に対して何らかの作用があると推測されます。実際カフェインは男性の皮膚バリア機能を改善する作用が報告されているため潤って肌が綺麗になることがわかります。
まとめると、カフェインは皮膚から浸透し抗酸化作用と血管微小循環の改善、男性における皮膚バリア機能の改善などがあるため特に男性の皮膚が綺麗になる作用があるということです。
【参考文献】
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