糖化は糖がコラーゲン繊維や弾性繊維などのタンパク質と無秩序に反応して架橋を作り硬くなり皮膚の黄ばみの原因ともなっている老化現象です。日本人はご飯やうどんなどの糖質を”主食”としてきたためこの糖化もかなり起こっているのではないかと推測されます。糖化は活性酸素による酸化によっても促進され肌のエイジングを加速する反応です。今回の記事はこの糖化を抑制するような食べ物や植物はないのか興味がわきましたので医学論文で調べてみました。以下に物質名と含まれる植物や食品を挙げていきたいと思います。
糖化を抑制する植物・食品一覧
イリドイド
オリーブやオオバコなどに含まれる『イリドイド』は糖化を抑える効果があったと報告されています[1]。
チョウマメの花弁
チョウマメ(Clitoria ternatea)の花びらのエキスは血中のタンパク質であるアルブミンの糖化を抑制したと報告されています[2]。
ブドウの皮
赤いブドウ(Red grape)の皮のエキスは糖化を抑制しAGEs(終末糖化産物)の生成を抑制したと報告されています[3]。
クローブ(丁字・丁子)
クローブ(Clove)のエキスは糖化を抑制し終末糖化産物の生成を抑制したと報告されています[4]。
センソウ(仙草)
センソウ(Mesona Chinensis Benth)のエキスは糖化を抑制してAGEsの生成を抑制したと報告されています[5]。
ディルの葉
ディル(Dill)の葉のエキスも糖化を抑制しAGEsの生成を抑えたと報告されています。
参考文献: