水泳は肌にとって良いのでしょうか?スイミングはすごく健康的なイメージがありますが老化がはじまる年齢になってくるとプールの水は肌にふれるものであるため気になる人も増えてきます。結論から言うとプールでの水泳は肌を老化させます。
プールの消毒に使われている塩素が肌の老化の原因
水泳のプールには塩素などの消毒殺菌剤が使われています。この塩素とプール中の尿や日焼け止めクリームなどの化粧品の成分と反応して塩素化合物が作られます。ある報告ではプール内に100種類程度の塩素化合物が見つかるそうです[2]。このような消毒剤の塩素化合物の多くは遺伝毒性と神経毒性があります[2]。その中の一つにはワインで有名なニトロソアミンもあり発がん物質ですね。人への害で特に知られているのが気管支喘息との関連です[3]。気管支や目や鼻などの粘膜は皮膚よりも刺激物に敏感で簡単に炎症が起こるためです。
当然肌にも良いわけがなく塩素化合物は肌を荒れさせ毛穴を開かせて目立たせます[1]。皮膚は水をはじくような機能を持っていますが長い間プールにつかっているとふやけて塩素はもちろんさまざまな成分が皮膚内に浸透しやすくなります。異物や毒物が皮膚内に入ると活性酸素が発生するため炎症とともに肌を老化していきます。
このようにプールの塩素消毒は細菌などの繁殖を抑え感染を防ぐ効果もありますが肌にとっては毒でエイジングを加速するということがわかります。ただでさえ自然な老化で年齢とともに肌が乾燥しハリが無くなりキメが荒くなり毛穴がたるんで開いて目立ってきますので、水泳が好きな人は塩素化合物で年齢以上にハリが無くなるリスクが高いため注意が必要です。
プールで泳ぎたい人の肌の老化対策
これまで述べてきた原因に対する対策になりますが、プールに入って水泳が好きな人は当然プール内で尿を出さない、水泳前には日焼け止めクリームなどの化粧品などをつけないで入り、水泳時間を短くする、一番最初にプールに入り濁ったプールには入らないなど肌の老化を考えた水泳スタイルにしましょう。あるいは野菜やサプリなどでビタミンCやポリフェノール類を補給し抗炎症・抗酸化能を高める対策も有効です。
【参考文献】
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