レーザー・光脱毛のリスク | 赤み、痛み、永久脱毛は可能か?

ムダ毛の処理の方法としてカミソリで毛を剃る、ワックスで脱毛する、電気を流して脱毛するといった方法がありましすがこの記事ではそれらの方法より効果がある[2]レーザー脱毛とIPL(光脱毛)についてその効果と注意点を医学論文を参照しながら考察してみたいと思います。

脱毛に使用されるレーザーの種類

脱毛に使用されるレーザーと光(IPLフラッシュ)にはアレキサンドライト、ダイオード、Nd:YAG、ルビー、IPL(光脱毛)があります。どのレーザーでも効果がありそうな気がしますが脱毛が持続する期間に違いがあります。アレキサンドライトとダイオードレーザーでは治療後の約半年間は脱毛効果が認められます[1][2]。IPL(光脱毛)は長期間の脱毛では他のレーザーより効果が薄いということが言われております[1][2]。ただ、どのレーザーや光でも脱毛処置の回数を増やすと効果が上がります[2]。

永久脱毛について

この記事で言うレーザー脱毛やIPL脱毛はいわゆる『医療脱毛』なのですが脱毛に伴うリスク(痛み、皮膚の赤み、黒ずみ)はまれで少ないとなっています[1][2]。ちまたでは『永久脱毛』といった文脈の広告も見かけますが医学論文的には永久脱毛はまだ不確実ですのでご注意を[1][2]。ただ、先ほど述べた脱毛効果が高い『アレキサンドライトレーザー』と『ダイオードレーザー』は半年を超える脱毛効果が持続するとの報告もあります[2]ので永久脱毛を期待してこれらのレーザー脱毛を選んでもいいのではないでしょうか。

また、アレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーの効果の違いについては、脱毛期間にはほとんど違いはありませんが副作用である『赤み』と『浮腫』がダイオードレーザーの方がより起こりやすいとの報告もあります[3]。

つまり、レーザーやIPLによる医療脱毛は赤みや痛みなどのリスクはあるにはあるが少なく安全性が高い脱毛法だということが分かりました。レーザー脱毛と比べるとIPLの脱毛持続期間が短めの傾向がありますが、どの脱毛法でも回数を重ねると効果が出てくることもわかりました。アレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーが最も脱毛効果が高い脱毛法だということも分かりました。

【参考文献】

  1. Laser and photoepilation for unwanted hair growth. Haedersdal M et al., Cochrane Database Syst Rev. 2006 Oct 18;(4):CD004684.
  2. Evidence-based review of hair removal using lasers and light sources. Haedersdal M et al., J Eur Acad Dermatol Venereol. 2006 Jan;20(1):9-20.
  3. Comparison of long-pulsed diode and long-pulsed alexandrite lasers for hair removal: a long-term clinical and histologic study. Handrick C et al., Dermatol Surg. 2001 Jul;27(7):622-6.

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