ホホバオイルの効果と使い方、順番

この記事ではホホバオイルの皮膚への効果を医学論文による検証とともに解説します。またホホバオイルの使い方に関して、洗顔や美容液を使う順番もホホバオイルの効果を正しく得られるようにするために大切ですので記事にしておきます。

ホホバオイルの効果

ニキビへの効果

ホホバオイルは細菌の繁殖を抑える天然の抗菌剤・防腐剤です。そのためニキビのアクネ菌の繁殖を抑える効果を期待してホホバオイルを使用するのです。またニキビは皮脂の酸化による炎症で悪化しますので酸化しにくいホホバオイルはニキビを悪化させません。しかもホホバオイルは抗炎症作用があるためニキビを緩和してくれます[1]。

意外なことにニキビの表面は油っぽいため保湿が必要ないと思われがちですが炎症で皮膚の内部の水分を保持する機能が弱くなっています。そのため内部は乾燥している状況(インナードライ)といわれニキビに保湿が必要な理由になっています。

毛穴ケア・角栓除去

ホホバオイルは『ワックスエステル』という皮膚に本来ある成分が主成分です。しかもオリーブオイルや椿油などと比較しても酸化しにくいため毛穴にたまった角栓を落とすためのクレンジングオイルとして最適です。

保湿剤として

ニキビ用だけでなくホホバオイルは乾燥している肌の保湿にも安全性が高い保湿剤です。皮膚に本来ある保湿成分『ワックスエステル』が主成分であるためです。また、仕事に出かけるときも大気中の酸素で酸化されにくいため酸化されにくい保湿剤として顔を老化させません。皮膚が乾燥してくると水分が減って皮膚のボリュームも減ってしまうためハリがなくなり年齢以上に老けて見えるようになります。

クレンジング(メイク落とし)

落ちにくいメイクでも指や綿棒にホホバオイルを付けて撫でれば浮いて落ちます。そのまま水で流してもいいですし石けんベースのクレンジング剤で洗ってもいいです。市販のクレンジング剤は合成界面活性剤でできているものが多く肌の保湿成分まで溶かして年単位で乾燥肌や敏感肌の症状もでてきます。ホホバオイルでクレンジングすれば肌本来の保湿成分でクレンジングしていることになるため肌に優しいクレンジングが可能になります。

ホホバオイルの使い方・順番

美容液を使用したいときに気を付けなければならないのはその美容液が水溶性かどうかで順番が異なることです。水溶性の水ベースでできた美容液はホホバオイルを先に塗ってしまうと美容液がはじかれてしまうため順番は最初に美容液、次にホホバオイルという順番になります。

洗顔・クレンジング > 美容液(水溶性) > ホホバオイル(脂溶性)

マスカラや口紅などのクレンジング(メイク落とし)をホホバオイルでしたらその部位は美容液ははじくので、水をはじく部位を最小限にするためにポイントで拭き取りメイクをすることをおすすめします。もし美容液としてクリームや乳液(エマルジョン)を使用するなら界面活性剤(乳化剤)で乳化されているためホホバオイルを先に塗ってもしみこんでいきます。

【参考文献】

  1. Formulation and characterization of benzoyl peroxide gellified emulsions. Thakur NK et al., Sci Pharm. 2012 Oct-Dec;80(4):1045-60. doi: 10.3797/scipharm.1206-09. Epub 2012 Aug 31.

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