肌の老化が人より進んでいるのは遺伝子の影響?

肌の老化が年齢以上に進むのは喫煙や紫外線などの後天的、環境要因が原因です。一方、自然な肌の老化は誰にでも起こるものですが遺伝は関係しているのでしょうか?この記事では肌のエイジング(老化)は遺伝子の影響を受けているのか医学論文で考察してみたいと思います。

肌の老化の進行度は遺伝子が関係している

顔にハリがなくなり皺が出ると年をとったなと感じますよね。このブログにたどり着いた方は年齢以上の肌の老化は紫外線タバコ(喫煙)などの環境ストレス由来の活性酸素と炎症で加速すると知っている人も多いと思います。ところが肌の老化の原因で環境ストレスや生活習慣によるものは約40%で残りの約60%は遺伝子変異によるもので[1]遺伝子の変異があると人より肌が老化しやすくなってしまいます。この肌の老化を加速する遺伝子変異はSNP(スニップまたは1塩基多型)と呼ばれており、肌が人よりも老化しやすいSNPを持つ人は皮膚の老化現象(乾燥肌たるみシミしわ)が現れるのが早くなるのです[1][2]。環境ストレスが原因の肌の老化でも悪さをするのが『活性酸素』です。この活性酸素を消去する働きの違いもSNPによって異なります。

肌の老化遺伝子を考えたスキンケア

このような肌の老化を加速するようなSNPはいくつも見つかっており、もし自分が肌を老化させるSNPを持っているとわかっていれば食事や紫外線対策から毎日つかう化粧品もエイジングケアを考えた製品を使う必要があります。老化を加速するスキンケアで一番やってはいけないのが合成界面活性剤でできた洗顔フォームやクレンジング剤で顔を洗うことです。食器の油落としに洗剤を使うと手が荒れた経験があると思います。これは合成界面活性剤が肌の保湿成分を溶かし出す能力が強烈だからです。一般の人には知られていませんが合成界面活性剤は昔からネズミの実験で安定して乾燥肌を人工的に作るための試薬だったのです。

さらに合成界面活性剤は細胞にとって毒性があります。細胞毒性とは皮膚の毛穴などから浸透して皮膚細胞に触れると活性酸素と炎症が起こりDNAに傷がついて機能が老化し細胞の数も減っていくということです。実際に市販のクレンジング剤で何年も洗っている人の毛穴の周囲は細胞が合成界面活性剤でやられてくぼむため毛穴が目立って皮膚全体も薄くなっていきます。皮膚が薄くなることも肌の老化の兆候ですので合成界面活性剤は肌の老化を加速すると言えます。

ですので肌の老化を抑えたかったら合成界面活性剤ではなく石鹸でできた洗顔フォームで洗うことをおすすめします。石けんは水道水中のカルシウムやマグネシウムなどのミネラルの働きで界面活性作用を失うため毒性を失うため古くて新しいエイジングケア洗顔剤なのです。

【参考文献】

  1. Genetic polymorphisms and skin aging: the identification of population genotypic groups holds potential for personalized treatments. Naval J et al., Clin Cosmet Investig Dermatol. 2014 Jul 1;7:207-14. doi: 10.2147/CCID.S55669. eCollection 2014.
  2. Genetic variants associated with skin aging in the Chinese Han population. Gao W et al., J Dermatol Sci. 2017 Apr;86(1):21-29. doi: 10.1016/j.jdermsci.2016.12.017. Epub 2016 Dec 22.

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